前回述べたように、業種やプロジェクトの規模、開発形態に違いがあっても、プロジェクトに共通するマネジメントのパターンは基本的に一つです。
※上記のパターンに当てはまらない仕事もあります。自分の発想に基づいて作品を生み出してゆく芸術家、自然災害現場に入って活動するボランティア、役所の窓口担当者。。それらの仕事は、そもそもプロジェクト管理を必要としないアクティビティだったり、定常業務だったりします。
以下は、プロジェクトの特徴のおさらいです。
・ユニークなプロダクト、サービスを創造する
・開始と終了が明確で有期性の業務である
・一時的な組織として編成され実行される
ここでは、上記のような特徴を持つプロジェクトにおいて、各プロセス群が、どんな配置になっているのか、相互にどのような関係を持っているのか、制御の流れはどうなっているのか、について、俯瞰して見てみることにします。まずは、以下の図を眺めてみてください
(図)マネジメント・プロセス群の相互関係
(7)マネジメント・プロセス群の相互関係(PMBOK®第6版)