最新プロマネ スキルの学習戦略
「いつまでたっても納品後に品質問題が発生する・・・」
「このままではプロジェクト完成時に不採算になるかも・・・」
「変更管理がまったくできていなくて仕様がどんどん膨れてる・・・」
「実は自分のチームで大型アジャイル案件を受注する自信がまったくない・・・」
多くのプロジェクト・マネジャーや、プロジェクト・リーダーがさまざまな悩みを抱えています。そのような悩みは、バリエーションはあるものの、大きな組織でも、小規模な開発チームでも、基本はほぼ一緒です。
私たちは、先輩のプロマネがそうだったように、OJTを通して多くのプロジェクトを経験することで、自然とスキルや最適な実務慣行が備わってゆくことを期待してきました。
21世紀のはじめくらいまでは、そのようなスピード感でもなんとか間に合いました。(そもそもマネジメントを意識するとオーバーヘッドが大きくなりすぎるし、テクノロジーに集中した方が面白いにきまってます)
一方、21世紀以降プロジェクト・マネジャーを取り巻くビジネス環境は、それまでとは比較にならないくらい猛烈なスピードでどんどん変化がすすんでいきました。
ビジネス変革者としてのプロジェクト・マネジャーに対する企業サイドからの期待はさらに大きくなり、開発リーダーの視点はよりグローバルであることが要求されています。しかも、適応型をはじめとした新しいマネジメントの手法はここから数年で企業内でさらに大きな流れとなることが確実です。
そのような状況では、スキルアップに適したプロジェクトとめぐり会うチャンスをジッと待っていてもその願いが叶うとは限らず、中途半端な役割でプロジェクトを経験しても必ず実力がつくとは期待できません。
資格試験の問題集は、プロジェクトのミクロ化した体験をシーンとして提供してくれます。試験準備の形をとりながら、ちらかった頭の中を整理するとともに、まだ未経験のプロジェクトのさまざまな問題解決を通して、自身のスキルアップに取り組むまたとないチャンスを与えてくれます。
豆検はPMP®試験の準備を通して、開発の現場でみんなが直面している問題を解決するための「標準」や「アプローチ」、「モデル」を、できるだけ日ごろ使っているような、平易な日本語で解説する学習ツールの提供を目指してスタートしました。
シンプルな習慣を味方につけよう
資格試験をクリアするには、精緻な学習計画や強い意志、試験準備への高額な投資が必要であると一般に誤解されがちですが、実は、それらは合格を勝ち取るための必須条件ではありません。
むしろ重要なのは、毎日の小さな習慣※ を味方につけること。学習対象を類似性のある小さな塊に小分けし、それらに対して、習慣の力を活かすことこそが、最速合格への近道なのです。
※ Thoughts On The Business Of Life (外部のサイトを参照します)
豆検では、「通勤学習」と「週末学習」の組合せにより、無理のない合格プランをやりきるための、さまざまな学習支援サービスを提供しています。
これは、小さな学習のサイクル(スマートフォンによる毎日の通勤学習)と大きな学習のサイクル(週末にパソコンで受験する模試試験)を、学習生活のケイデンス※ として取り入れることが、記憶の定着に最も効率が良いことが分かっているからです。
※ ケイデンス:ここでは「毎日繰り返すリズムや基本的な行動フレーム」
大切なことは、学習を習慣化し、すこしづつ目標に向かって無理のないサイクルを繰り返すこと。自分も家庭も家計も犠牲にする必要はありません。
豆検で学習を始めてしばらくすると、気が付いたら合格レベルの実力を身に着けてマイルストンを通過している、という感覚がわかってきます。
資格試験の学習は「報われる努力」
現実のプロジェクトは、さまざまな要素でなりたっています。
構成要素や登場人物は、相互に影響しあい、プライドや感情を持ち、時間の経過とともにその関係性もすこしずつ変化します。最初の計画が、最後まで通用することはまれで、つねになんらかの修正が加えられたり、緊急避難したり、妥協したり、あの手この手で対応します。組織の中では個人の努力が100%報われるわけではないことは、誰もが経験しています。
これに対して資格試験は、一旦試験要綱が公開された後で版の改定を待たずに構成要素が動いたり変化することはめったにありません。出題される問題は、一見、ランダムでとらえどころのない要素でなりたっているように見えて、実は出題要綱と、そのなかのドメイン、タスクの領域が明確に定義され、ひとつひとつ紐付けられています。
つまり、現実のプロジェクトと比較して、資格試験の問題解決の方が、実は、はるかに簡単なのです。
たしかに資格試験の挑戦は大変で時間もかかります。でも、その努力は、不安定で変化しつづける要素を対象にしているのではなく、やり方を間違えなければ効率的に進めることができます。
正しいアプローチと毎日の習慣で無理なくゴールを達成する。延べサブスク数1万人月※ を超える豆検から多数の合格者を輩出している事実がそのことを証明しています。
※ 2022年7月現在 (豆検調べ)
学習テーマは自分の体験に引き寄せる
PMBOK®の丸暗記は、効果が低いばかりか、学習対象となるタスク数が膨大で、シナリオ問題中心のPMP®資格試験ではあまり現実的ではありません。
学習内容を定着させる手法はいろいろありますが、中身を理解し、腑に落ちない記憶は定着しません。なにより、試験に合格したらすっかり忘れてしまいます。これではあまりにもったいないです。
記憶を定着させるにはどうしたらよいか。もうひとつの方法は、自分の経験に引き寄せてテーマを考えてみることです。
・チームの中の衝突、
・顧客による仕様の変更や機能の追加要望、
・従来の開発アプローチのミスマッチ、
・結合試験段階で頻発する単体レベルの品質問題、
・いつまでも顧客にデモできないチーム、
・赤字案件に突入した現状踏襲型プロジェクト・・・
・・・・・
これらは、本番試験でも形を変え繰り返し登場してくるテーマです。
記憶を定着させる学習テクニックとして大切なことは、問題を読んだら、まず最初に「自分だったら、どんな風に考えて、どんな対応をとるのだろうか?」と考えてみることです。正解を見て解説を読むのはその後です。自分の考えと正解として示されたもののギャップを手掛かりに、出題意図やPMIイムズ(設定されたシーンでどのように考えて行動してほしいか)を理解します。こうして記憶した手法や方法論は、合格後も自分の引き出しにしまわれて、忘れず、実践でいつでも取り出せます。
学習のコストパフォーマンス
学習のコストパフォーマンスを上げる為の一番効率の良い方法は、早めにたくさん間違えることです。
良質な問題をより多く経験し、より多く間違えるほど、学習は肉体化され記憶を定着させてくれます 。
※「望ましい困難」 (外部のサイトを参照します)
これに対して、注意が必要なのは、正解した時です。反語のように聞こえるかもしれませんが、正解してしまったら注意が必要です。
正解だったら、さっさと忘れたい。そして、解説もろくすっぽ読まず、一刻も早く次の問題に移ろうとします。
もしかしたら、あなたは何回も解いて設問のパターン自体を暗記してしまっているのかもしれません。またはたまたま4択で1/4の確率で正解にあたったのかもしれません。この場合、経験はツルーっと摩擦なく通り過ぎ、正しく選択するために示された情報は何も記憶されません。
この対策は唯一、良質のシナリオ問題をたくさん解くこと。時間があるうちにたくさん間違えて、解説を良く読んでなぜ間違えたのかを理解し、自分の引き出しを整理して理解したことをその引き出しの中に、すぐ取り出せるようにしまっておくことです。
一方、本番試験では、真逆になりますが反省など一切無用です。自分の回答が正解であると見切ったら、さっさと次の問題にすすみます。
まぐれであろうがそんなことは事ここに至って関係ない。この時点のあなたのミッションは、唯一、合格ラインを突破することだけです。
最悪なのは、本番で心にわだかまりや不安をもって逡巡し、貴重な230分のうちの1分を無駄に消費してしまうことです。
PMP 資格試験合格の先にあるもの
1年後、あなたはさまざまな困難を乗り越えて、晴れてPMPのライセンス・ホルダーになっています。(自分のなりたい姿を勝手にイメージする)
実は、あなた自身の人生のシナリオ問題の本番は、ここからスタートします。
合格後のある日、あなたは自分を取り巻く景色が少し変わっていることに気づきます。
昇給・昇格のチャンスが増えるだけでなく、いろいろなことに少し自信を持って取り組めたり、一方、あまり縁のなかった人があなたにアドバイスを求めたり、さまざまな仕事の相談が持ち込まれるかもしれません。
新しい環境やチャンスは、経験したことのない困難や、大きなチャレンジを伴うかもしれません。
リアル・プロジェクトについては、親切にも事前に配布された「ECO (試験コンテンツの概要) 」なんていうものはありません。
業務問題を、あっという間に解決するような都合のよい呪文は、PMP試験に合格しても手に入りません。
でも、大丈夫です。
国際資格を保有し、新しいステージにいるあなたは、すでに膨大な知識のインデクスと問題解決のフレームワークを持ち、世界中のプロフェッショナルと同じ言葉を共有しています。さまざまな問題について、その文脈と状況を正しく把握し、真因を見極め、ビジネス上の関係性やトレンドの中で最適なオプションを選ぶことは、あなたにとって息をするように普通のことになっています。
そこでのあなた (human) に期待される最も重要な役割は、調べたり、分析したり、コードを書いたり、報告することではなく、『リーダーとして次のアクションを起こすこと』 です。
豆検はあなたの新しいステージがスタートするまで並走します。
豆検がご提供する学習ツール「SCORE」は、ゴールへの確実な完走を支援します。
ご自身の学習のリズムや学習速度に合わせて問題集や模擬試験を有効に活用してください。
ご健闘を祈ります!
企業情報
(運営)
インテュイット合同会社 (INTUIT LLC)
豆検 サポート担当 support@intuit.co.jp
(企業概要)
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