・スコープ・マネジメント
・タイム・マネジメント
・コスト・マネジメント
さらに
・リスク・マネジメント
を加えた4つの知識エリアが、言ってみれば、PMBOK(R)第6版のプロセス・マネジメントをカバーする4大領域。”知識エリア四天王”とも言える主要なプロセスグループです。
以下にリスク・マネジメントのフレームワークと各プロセスを該当するプロセス群別にマッピングしてみました。
計画プロセス群に配置されているのが
・リスク・マネジメントの計画
・リスクの特定
・リスクの定性的分析
・リスクの定量的分析
・リスク対応の計画
の5つです。
監視・コントロール・プロセス群に配置されているのは
・リスクの監視
だけです。
これは特定したリスクやリスク対応計画をしっかりやってるか追跡したり、新しく出てきたリスクを特定したりするプロセスです。
実行プロセス群に配置された「リスク対応策の実行」は、第6版から”実行プロセス群”に追加された新しいプロセスです。
現実に問題化したリスクに対処したり、逆にプロジェクトの追い風になるような”好機”を確実に取り込んでゆくプロセスです。上位職や事業責任者へのエスカレーションもここに入ります。
この4つの知識エリア以外の6つの知識エリアについては、資源マネジメント(これも第6版で人的資源マネジメントから変更)で実行プロセス群に集中していることを除き、各プロセス群にマッピングされるプロセスは計画ゾーンはそれぞれ1つずつ。それ以外については、1つか、もしくはゼロ、つまり該当するプロセスがありません。
(13)予測型 リスク・マネジメント・プロセス