現行のPMP試験は、2020年より新試験に移行すると発表されています。



【試験日程に関する重要なお知らせ】

PMIから新試験の開始日程について最新のアナウンスがありました。
2020年6月30日(PMP試験現行バージョンの最終実施日)
2020年7月1日(PMP試験新バージョン初回実施日)
詳細はこちらを御覧ください。


PMIが公開しているコンセプト・ビデオには、新試験の背景となっている「新しいPMP」像がストレートに語られています。

・徹底したデリバリ重視
・予測型、アジャイル型は最適な方法論を都度テーラリング
・「企業革新の強力な支援者(Clitical enabler)」、「戦略立案者(Deliver on strategy)」、「企業目的実現の推進者(Drive business objectives)」

これらのテーマは、従来のPMBOKではやや薄く触れていた部分です。立上げ以前のアクティビティや、デリバリ、戦略への関与についてはPMP試験におけるウエイトもあまり大きくありませんでした。PMIイズムのようなものが出題傾向に影響するのであれば、間違いなく今後は上記の考え方がが強く影響してくると思われます。

すでに様々なサイトで紹介されているとおり、ドメインは3つに変更されます。
・人:リーダーシップに関するスキルや活動の重視。(42%)
・プロセス:プロジェクト管理のテクニカルな側面を強化。(50%)
・ビジネス環境:プロジェクトを母体組織の戦略との関係に注目。(8%)
※ %は出題構成比率

ドメインとはいうものの、従来のプロセス群は各スプリントの中で実現され、知識エリアも継承される為、知識構造の骨格自体の変更はほぼありません。現実のビジネスに沿った切り口でスポットライトを当て直しました、ということだと理解されます。ただし、全出題数の50%を占める「プロセス」については、さらに問題数が増加し、シナリオが吟味され、重箱の隅的な問題は減少し、難度は高くなることが予想されます。「プロセス」を制するものが新試験を制す、と言っても過言ではないでしょう。

レガシー、アジャイル、ハイブリッドの3つの方法論はすべてのドメインにわたって出題される模様です。特に、アジャイルPMについては、実務経験有無に関わらず、それなりの時間をかけて試験対策が必要となります。知識・経験が無い受験生や、レガシー世代のマネジャー層は、がっつり万全の対策で2020年度の新試験に望むか、既に準備をスタートしている方は学習のピッチを上げて現行試験でのPMP合格が「吉」、と言えそうです。

(51)欠けていたピースが埋まる新試験
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