スケジュールを作成する時は、どんな作業があるかを洗い出し、どんな順番で、誰にやらせて、どのくらいの期間をかけるか、ということを考えます。すでにどんな作業があるかの特定が終わっているなら、洗い出された作業(アクティビティ)の順番や依存関係を整理するプロセスが「アクティビティ順序設定」です。

このプロセスでは出題者の好むツールと技法が登場するため、今回は最初にポイントを押さえておきましょう。

ツールと技法)

・プレシデンス・ダイアグラム法(PDM)
・依存関係の決定
・リードとラグの適用 

試験に良く出題されるPDMは、アクティビティをノード(要素)としてあらわし、ノード間の関係を矢印で結んだもの。
クリティカル・パス法(CPM)はこのPDMを利用した手法です。

依存関係は以下の4つがあります。

・終了ー開始
・開始ー開始
・終了ー終了
・開始ー終了

プロジェクトで最も一般的な依存関係は終了ー開始。前のタスクの完了を待って、次のタスクを開始する、という関係です。この依存関係の決定については、さらに次の種類があります。

・強制依存関係 → a)法律、契約、または作業に固有の性質により強制される
・任意依存関係 → b)組織が戦略的に決定(別名、ソフトロジック、選好ロジック)
・外部依存関係 → c)コントロールできない外部との依存関係

例)
a)基礎コンクリートが固まってから3日を養生期間として空けた後で床材の組み立てに着手する。
b)あるタスク・グループで生成される実行可能コードを他のグループで利用することにした。
c)医療機器プログラムの開発着手に先立ち製造に関する監督官庁からの承認を待っている。

ところで、開始ー開始の関係は、タスクAのスタートを見届けてタスクBを開始するもので、A、B同時スタートではないので注意してください。

リードとラグ

・先行タスクの完了を待たずに次タスクを開始できる場合がリード
・先行タスクが完了しても敢えてウエイト期間をいれておくのがラグ

たとえば、本来は設計完了して、一斉にプログラム開発すべきところを、DBのテーブル定義は既に完了している為メンテナンス系の簡易プログラムの開発については設計完了を待たずに着手するような場合の先行部分がリードです。ツールを使っているなら、後続タスクを-30%のように負の値として設定しておきます。

ラグについては前述の基礎工事の例があてはまります。基礎コンクリートが固まってから3日を養生期間として空けた後で床材の組み立てに着手する場合、養生期間の3日が後続タスク開始までのラグとなります。

(31)アクティビティ順序設定ITTO

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