以下のページでは、PMBOKの主要なプロセスについて、ITTO(インプット、ツールと技法、アウトプット)を概観してゆきます。まず最初は、スコープ・マネジメント計画です。図はPDFで以下に置きました。ダウンロードしてご利用ください。

スコープ・マネジメント計画_ITTO_2015021

大規模、小規模、業種やビジネスモデルを考えると、いろいろなプロジェクトが世の中にはあるんでしょうが、スコープ・マネジメントでやりたいことは、ユーザーの要望を聞いて、今回の開発範囲を決定し、作業に入れるようなWBSを作りたい、ということ。すなわち、以下の3つがアウトプットとして共通しています。

・要求事項収集
・スコープ定義
・WBS作成

一方、インプット情報としては、おなじみ鉄板の4兄弟が登場します。

・プロジェクト憲章
・組織体の環境要因
・組織のプロセス資産
・プロジェクトマネジメント計画書

試験対策としては、プロジェクト憲章は「立上げプロセス」に属していることを覚えておいてください。プロジェクト開始の理由となった、ビジネスケースや社会的要請等の文書が、プロジェクトの計画書類に含まれることはありません。ついでに、「立上げプロセス」というプロセス群のメンバーは、「プロジェクト憲章作成」と「ステークホルダー特定」の2つのプロセスだけです。要チェック。

ところで、スコープ・マネジメント計画に関しては、コストや、スケジュール等の他プロセスからのインプットはありません。なぜなら、PMBOKではスコープを最初に確定して、それに対する変更を追跡、管理してゆくことがプロジェクト・マネジャーの役割であると明確に定義されているから。この点は、プロダクトオーナーと交渉しつつ、スプリント・バックログのスコープを変動させることのできるアジャイル型プロジェクト管理との大きな違いですね。

(25)スコープ・マネジメント計画ITTO