ITTOも計画プロセスから押さえていけば良いこと、特に、プロセス・フローの最初のプロセス「○○マネジメントの計画」のインプットには「定番のインプット」または、「お約束」といえるようなインプット項目があることをご説明しました。

それでは、もう少し、プロセス・フローの具体的な例についてみて見ましょう。

たとえば、予算設定の前段階としての重要なプロセスに「コスト見積り」があることはご存知だと思いますが、このインプットは全部で7つあります。この7つを丸暗記するなんて、馬鹿げていますし、時間と労力の無駄です。

このプロセスは「○○マネジメントの計画」と同様に、定番インプットが2つあります。

・組織体の環境要因
・組織のプロセス資産

また、インプットは自分の知識エリアである「コスト・マネジメント計画」から計画書をもらいます。

・コスト・マネジメント計画

上記以外の4つは、他のプロセスから生み出されたもの、つまり、他の計画プロセスのアウトプットです。

・人的資源マネジメント計画書(人的資源マネジメント計画)
・スコープ・ベースライン(WBS作成)
・プロジェクト・スケジュール(スケジュール作成)
・リスク登録簿(リスク特定)

※括弧( )内はプロセス名称です。

これらのインプット情報は上から順に、「この作業に必要な人数」「具体的なタスクの割りあて」「作業スケジュール」「仕様変更などのリスクに備えて何%積んでおくか」。。という、見積もりになくてはならない情報です。これらは、見積り作業で、いつもやっていることではありませんか?まさに、これらがコスト見積りの重要インプット項目です。なぜ、この項目がインプットになっているのかは、あなたが良くわかっているはずです。

さて、アウトプットはプロジェクト文書更新版を除くと以下の2つ。

・アクティビティ・コスト見積り
・見積りの根拠

少ないので覚えてしまいましょう。ちなみに、計画プロセスではインプット項目の多さと比べるとプロセスのアウトプットの数は少なくて、ほとんどが2~3個程度です。

はい、以上でコスト見積りのITTOは終わりました。
豆検の教材の中からコスト見積りのプロセスのインプットとアウトプットの関連性を説明した図を載せておきますので参考にしてください。

図 コスト見積りのインプットとアウトプット

7.2_コスト見積り(20140706)

<まとめ>ITTOでは、他のプロセスからのインプットに注目すること。まず、全体の配置を把握した後で、インプット項目はなぜそこにあるのか意味を理解しながら覚えること。イメージで覚えること、何回も声に出して肉体化すること。

(22)他のプロセスからのインプット項目に注目

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