ITTOも計画プロセスから押さえていけば良いこと、特に、プロセス・フローの最初のプロセス「○○マネジメントの計画」のインプットには「定番のインプット」または、「お約束」といえるようなインプット項目があることをご説明しました。

それでは、もう少し、プロセス・フローの具体的な例についてみて見ましょう。

たとえば、予算設定の前段階としての重要なプロセスに「コストの見積り」がありますが、このインプットは全部で4つあります。この4つを丸暗記するなんて、馬鹿げていますし、時間と労力の無駄です。

このプロセスは「○○マネジメントの計画」と同様に、定番インプットが2つあります。

・組織体の環境要因
・組織のプロセス資産

また、インプットは自分の知識エリアである「コスト・マネジメント計画」から計画書をもらいます。

・コスト・マネジメント計画

上記以外の1つは、他のプロセスから生み出されたもの、つまり、他の計画プロセスのアウトプットである以下の「プロジェクト文書」です。

・教訓登録簿(←さまざまなプロセスから)
・プロジェクト・スケジュール(←スケジュール・マネジメントから)
・資源要求事項(←資源マネジメントから)
・リスク登録簿(←リスク・マネジメントから)

これらのインプット情報は上から順に、「プロジェクト遂行中に直面した課題と対策の情報」、「作業スケジュール」、「この作業に必要な要員や設備」、「仕様変更などのリスクに備えて何%積んでおくか」・・という、見積もりになくてはならない情報です。これらは、見積り作業で、いつもやっていることではありませんか?まさに、これらがコスト見積りの重要インプット項目です。

さて、アウトプットはプロジェクト文書更新版を除くと以下の2つ。

・コスト見積り
・見積りの根拠

はい、以上でコスト見積りのITTOは終わりました(技法は除く)。

<まとめ>ITTOでは、他のプロセスからのインプットに注目すること。まず、全体の配置を把握した後で、インプット項目はなぜそこにあるのか意味を理解しながら覚えること。イメージで覚えること、何回も声に出して肉体化すること。


(22)他のプロセスからのインプット項目に注目

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